Q．債務整理をすると、ブラックリストにのるって聞いたんですが・・・。　それって本当なんですか？

A．「ブラックリストにのる」とは、要するに信用情報機関に事故情報が登録されることをいいます。

　　金融機関で借入れをする際には、様々な情報が信用情報機関に登録されます。

　　現在、内閣総理大臣より指定を受けている主要な指定信用情報機関は、
　　・主にクレジットカード会社などが加盟するシーアイアシー(CIC)
　　・主に銀行が加盟する全国銀行協会(全銀協)
　　・主に消費者金融が加盟している日本信用情報機構(ＪＩＣＣ)
　　があります。

　　債務整理を行った際には、原則として、これらの信用情報機関に事故情報として登録されます。
　　これが俗にいう「ブラックリストにのった」状態です。
　　そして、この事故情報は、上の３つの信用情報機関において情報交流（CRIN）されています。

　　信用情報機関に事故情報が登録されると、住宅や自動車を購入するときのローンを組むときや、
　　新しくクレジットカードをつくるときなどの与信審査が、極めて通りにくくなります。

　　これこそが、債務整理を行う際の最大のデメリットといえるかもしれません。

　　ただし、もちろん自動車などを現金で購入するのならなにも関係はありませんし、
　　また、一定期間（５年〜１０年）経過すれば事故情報の登録は抹消されます。

　　ちなみに、約定債務を滞納なく完済した後（残高が０になった後）に過払い金を請求する場合は、
　　現在では事故情報は登録はされず、信用情報に影響を及ぼさないことになっております。